流行性角結膜炎で視力がさがる(角膜混濁)
2016.04.04
今週は白内障手術13件
翼状片手術、結膜脂肪ヘルニア手術各1件
無事に終わりました。
流行性角結膜炎で視力がさがる(角膜混濁)
実は今流行性角結膜炎が流行っています。感染力の強い結膜炎です。
アデノウィルスというウィルスが原因です。残念ながらウィルスを殺すような薬は無いのですが、だからと言って点眼治療をしないと、炎症反応によって角膜に濁りを残してしまう事があります。
矢印の先ですが、分かりますでしょうか?斑点状の濁りが生じています。この方は矯正視力(眼鏡を掛けた視力)は1.2なのですが、人によっては視力が出なくなる人もいます。混濁の深さにもよりますが、特殊なレーザーで混濁を削ることもできます。
ステロイドという炎症止めの点眼薬を使用することで、この混濁が出にくいようにすることができます。感染時にはしっかり点眼を行いたいものです。もちろん、他人にうつさないよう注意が必要ですね。