もりや眼科

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糖尿病網膜症の患者をいかに治療するか

2018.01.15

本日は白内障手術16件(うち多焦点眼内レンズ1件)

翼状片手術1件

無事に手術を終えました。今日多焦点を行った方は、片眼既に多焦点が入っていて、とても喜んでいらっしゃいました。やはり新しい多焦点眼内レンズは見え方が良さそうです。

糖尿病網膜症の患者をいかに治療するか

医師の間で「糖尿病的性格」という言葉を使う事があります。別の言い方をすると、医師の言う事を理解してくれなかったり、言う事を守ってくれない患者さんの事を言います。糖尿病の方が全員このような性格、と言うわけではありませんが、医師の言う事を守ってくれない患者で重症の糖尿病網膜症になりやすいことは間違いありません。

先週来院した40代の方ですが、内科から紹介されて当院に受診しました。HbA1cは10台、視力は両目とも1.2ですが、眼底は下の写真のように軟性白斑が生じていて前増殖糖尿病網膜症です。これは網膜症の活動性が高い為、レーザー治療の適応になります。

治療しないと視力が下がる事、視力が一旦下がったらなかなか戻らない事、失明しやすい病気であることを説明しましたが、なかなか理解してくれません。結構熱心に説明したつもりでしたが、治療自己中断しそうだと感じたので、お手紙を書きました。お手紙は面倒ですが、結構役に立ちます。後々で「医師から説明を受けていなかった」と言われることも防止できますし、家族がお手紙を読んでくれて診療自己中断を回避できたこともあります。

お手紙3ページ・・・結構力作です。外国の方だったので英語でも書きました。もう少し悪化したら手術が必要になってより医療費がかかってしまいますが、当院としてはそれは望んでいません。できれば視力の良いうちに直したほうが私もストレスが無くて良いです。次回来てくれると良いのですが。視力が良いうちはなかなか本気になって治療してくれないのが悩みです。

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