もりや眼科

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網膜静脈分岐閉塞症の黄斑浮腫

2015.05.25

本日は白内障手術11件

無事に終わりました。

先週は猛烈に忙しく、ブログが書けませんでした。

網膜静脈分岐閉塞症の黄斑浮腫

外来で時々見られるこの病気、目の中の血管が詰まる病気なので、心臓で言えば心筋梗塞、脳で言えば脳梗塞と同じような病気です。当然視力を大きく下げることがあるので、ご本人にとってはとてもショックだと思います。こちらでいくら説明しても頭に入らないことがあります。そういった場合、ご家族は比較的冷静であることがおおいため、ご一緒に話を聞いてもらい、不安をなるべく抑えて治療をしようと考えております。

この病気の合併症で黄斑浮腫が生じる事があります。黄斑という大事な部分が浮腫を起こすことによって視力がガクッと下がってしまいます。この状態は治療しても再発することがあるため、患者さんの不安がさらに増すことがあります。そのため、できるだけ再発する回数を少なくして治療を行うことが大事だと思います。

下の写真は70代後半の女性で、視力低下を主訴に来院しました。

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診察したところ、網膜静脈閉塞症があって、黄斑浮腫も併発していました。写真をみると、網膜が部分的にむくんで分厚くなっています。浮腫になっている期間が長いほど視力が下がる、という特徴があるため、当院では治療が必要な場合は当日治療をおこなえるようにしています。この場合は抗VEGF製剤を使用して浮腫を治療するのですが、診察後すぐに注射を行いました。

 

 

 

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注射翌日の写真です。既に浮腫が随分良くなっています。抗VEGF薬の効果は即効性でとても良い薬だと思います。

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注射後1ヶ月の写真です。浮腫がかなり良くなっていることが分かります。しかし、注意しなくてはならないのが再発です。この注射は浮腫を治す力はあるのですが、浮腫の原因となっている網膜静脈閉塞症を治療する力はありません。そのため、抗VEGF製剤が効いている間に網膜静脈閉塞症が落ち着かない限りは浮腫が再発してしまうのです。

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注射後2か月。残念ながら浮腫が再発してしまいました。しかも、浮腫がしっかりと再発しています。レーザー治療なども組み合わせて治療していますが、これだけ浮腫がしっかり再発するようだと注射だけでは厳しいかも知れません。という話をご本人にしたうえで、硝子体手術を実施することにしました。

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手術後半年して全く再発しなくなりました。もともと黄斑浮腫がしっかり出ていたのを考えると、硝子体手術はかなり浮腫を抑える力が強いようです。初診時0.2だった視力は1.2まで上がっているので、患者さんはとても喜んでいます。

これだけ治療がうまくいくためにはいくつかの要素があります。その中で大事なのが「網膜静脈閉塞症が発症してからの期間」です。網膜静脈閉塞症が発症してから半年以上たつと、治療しても浮腫が治りにくかったり治っても視力が上がりにくかったりします。その点も良く説明して治療を進めています。

 

 

 

 

 

 

 

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