角膜のケガ
2015.12.22 もりや眼科
本日は白内障手術12件
緑内障手術(エクスプレスシャント)1件
無事に終わりました。
そのうちの一人は、手術の時に眼内レンズを入れて手術を終える準備をしている最中に「見える!」と言っていました。良く見えると言うのが早すぎでビックリしました。
また、強度近視だった方は、手術後2時間ですでに「良く見える!」と喜んでいました。明日の視力測定が楽しみです。
角膜のケガ(角膜鉄片)
外来をやっていると色んな怪我をした患者さんが来ます。先週は植物で目を怪我した人がきました。なんと焼酎で消毒したようです。痛くないのでしょうか?消毒したのに良くならないから来院したそうです。角膜についた傷から感染していました。今日診察したところ大分治っていたので一安心です。
ケガのなかで最も多い部類に入るのが角膜鉄片です。サンダーという器械を私は良く知らないのですが、これをゴーグルなしで使用すると良く角膜鉄片になります。角膜はとても敏感なところなので、ちょっとしたことでもとても痛く感じてしまいます。
赤い矢印の先に黒いものがめり込んでいます。大体外来で見る鉄片の大きさはこれくらいです。大きいとめり込まないし、小さいと軽いのでめり込まないようです。
こういう状態になっても、数日我慢する人が時々います。しかし、一旦めり込んだ鉄片は取ってやらないと治りません。我慢せずに受診してもらいたいものです。
めり込んだ鉄は酸化すると酸性になります。この酸に殺菌効果があるようで、実は感染しにくいです。鉄片とその周りに出来たサビを取った後が一番感染しやすいので、しっかり抗菌薬を使用するのが大切です。