もりや眼科ブログ

森谷充雄の眼科ブログ

月別 アーカイブ: 2014年1月

もりや眼科 平成26年1月の手術実績

2014.01.31

もりや眼科 平成261月の手術実績

 

先月、今月と新しいスタッフが増えてにぎやかになりました。院内教育をしっかりして、充実した診療ができるようにしたいと思います。

 

白内障手術  38

硝子体手術 4

翼状片切除術 1

霰粒腫摘出術 4

眼瞼内反症手術 2

後発白内障に対するレーザー治療 6

網膜レーザー光凝固術 5

眼瞼痙攣に対するボトックス注射 1

涙点プラグ挿入術 1

 41


花粉症の初期治療

2014.01.28
本日は
白内障手術8件
眼瞼内反症手術 1件
翼状片手術1件 
全て無事に終わりました。

いよいよ花粉症の時期ですね。栃木県あたりでは2月中旬ころに花粉が飛散するようです。
丁度バレンタインデー辺りの時期ですね。 私も花粉症(鼻炎ですが)を持っているので、この時期になるとうんざりします。
少しでも花粉症の症状を抑えたい方に対して、アレルギー性結膜炎(と鼻炎)の初期治療を行っております。
内服や点眼を早期に始めることで、アレルギーの発症時期を遅らせたり、重症度を減らすことができます。

花粉の初期治療
2週間前辺りから点眼や内服を開始した方が良いようなので、もうそろそろ開始時期ですね。
今年はアレルギー性結膜炎の新しい薬もでたので、希望の方には試してもらおうかと思っています。
当院では、院内のテレビで点眼や内服の紹介をしています。ご希望の薬がある方は言ってください。





低濃度アトロピンによる近視抑制の検証

2014.01.20

本日は白内障手術10件
眼瞼内反症手術を1件行いました。すべて無事に終わりました。

低濃度アトロピンによる近視抑制の検証

 

以前アトロピン点眼液が近視を抑えるという事をブログで書きました。

https:/moriyaganka.com/blog/31205076.html

 

当院で0.01%アトロピンの開始してしばらく経ちましたので、その効果を検証しました。

おさらいをすると、眼軸長は眼の奥行のながさで、近視が強いほど長くなります。

私が参考にした論文によると、0.01%アトロピンを使用すると2年間で眼軸長は0.41mm伸びたそうです

別の論文では、無治療では1年で平均0.7mm眼軸が伸びたとするものもありました。

 

当院で6か月フォローできた患者さんの7人14眼の眼軸長の変化は、半年で平均0.07mmでした。2年に治すと0.28mmですから、良く効いているのではないかと思います。

興味深いのが、1名ですが眼軸が減った人がいました。両目とも同じように0.1mmほど減っていたので、測定ミスではないと思います。一方で、両目とも0.3mm増えていた人もいました。

 

近視の進行が抑えられるということが検証できたので、しばらくこの治療を続けてみようと思います。


市販の点眼薬いろいろ

2014.01.06
明けましておめでとうございます。
今年も分かりやすい記事を目指して細く長く頑張ろうと思います。

本日は白内障手術10件行いました。特に問題なく終わりました。

市販の点眼薬いろいろ

 眼科の外来をやっていると、時々聞かれるのが「市販の点眼はどれがいいのか」とか、市販の○○という点眼をしているが、これはどうなのか?ということです。
眼科の病気は素人が自己診断するのがとても難しいので、抗菌の点眼は自己判断で使ってもらいたくないというのが率直なところです。しかし、その他の点眼がどうなのか、正直あまり良く知りませんでした。
市販の点眼を全く知らないのも、眼科医としては良くないのかな、と思っていたところ、いくつかの点眼を試す機会をいただきましたので、思ったことを述べたいと思います。(あまり専門的な見解ではない部分がほとんどだと思います。)

1

市販の点眼を調べたところ、種類がとても多いことにビックリしてしましました。
たとえば、サンテPCとサンテメディカル10の違いは何?と言われると回答に困ってしまいます。
その理由としては、点眼が1つの効果を狙っているわけではなく、多様の効果を狙っていることが挙げられます。

2
上の画像はパソコン用の点眼の成分・効能を示したものですが、とても沢山の成分が入っていることがわかります。点眼薬の間で成分が重複しているものが沢山あります。
大体の点眼薬では
・ビタミンやタウリンなどの疲労回復
・コンドロイチンの角膜保護(ヒアルロン酸は処方薬では一般的ですが、市販薬で使っていないようでした)
・クロルフェニラミンマレイン酸塩(ヒスタミンブロッカー)などの抗アレルギー
・テトラヒドロゾリンはアルファ遮断薬で充血抑制
その他沢山の成分が一つになっています。最近緑内障では2剤の合剤が出たりしていますが、市販の点眼はもっとすごいのですね。冬の乾燥している時期にも効果がありますし、春の痒い時期にも効果があるようで、年中いつ点眼してもメリットがあるようです。もっとも、しっかりした効果を期待するのであれば処方薬を使ってください。

早速幾つかを試してみました。初めに選んだのはサンテFX V+。清涼感度5+というのに興味がでたので初めに試しました。(今考えると、他の点眼からはじめればよかった・・・)
3
点眼して「来たー!」と言うつもりでしたが、あまりにスースーしすぎて「うぐぅ」と言ってしまいました。
刺激がない日常に退屈した人にはとてもお勧めです。私はこのスースーが好きですが、妻は苦手のようです。やはり男性向けに開発された点眼なのでしょうね。

そのあとにサンテFXネオ(清涼感5)、サンテ40クール(清涼感4)を点眼しましたが、スースーが物足りなく感じてしまいました。初めにここから点眼していれば良かったのかも知れないです。
他の点眼も、ある程度メントールが入っていてスースーするものが多い、というのは知りませんでした。スースーが苦手な人は気を付けないといけないかもしれません。

当院スタッフにとても人気だったのがサンテボーディエという点眼でした。
4
こんなデザインの点眼薬は初めて見ました。女性はこのデザインで心を掴まれてしまうのでしょうね。実際とても売れているようです。
「良い香りがする」とスタッフが言っていましたが、私は鼻が利かないので良くわかりません。点眼するとわずかにスースーしました。

その他、合計10種類くらいの点眼を試してみましたが、「スースーするかどうか」位しかわかりませんでした。利き酒を点眼でやるのはとても難しいですね。ただ、いろいろ試したあとで、眼の重たい感じがとても楽になっていました。どの点眼が効いたのかわかりませんが、どの点眼でも効くのだと思います。
「特定の疾患を治す」というわけではなく、日常生活で目を楽にしたいという目的で使用する場合、市販薬はとても良いと思います。