もりや眼科ブログ

森谷充雄の眼科ブログ

月別 アーカイブ: 2018年12月

2018年の全症例のICL手術後裸眼視力 

2018.12.28

手術の説明で「手術後この位視力が出ますよ」という説明をしているのですが、折角ならデータでお見せするべきだと思って、当院でのこの一年のデータをまとめてみました。

術翌日は角膜が荒れていることがあって、ゴロゴロするし、視力も十分に出ない事があります。

ICLのレンズの位置が落ち着いていない事もあって、その多くは少し近視が残っています。

手術後1週間すると大抵は角膜の荒れているのが治っていて、ICLは予定の位置に収まっています。

1例だけ手術後1ヶ月で視力が0.9でしたが、この方は3か月目で1.0でした。

グラフは短時間でさっと作ったので、見づらかったらすいません。

これから手術を受ける人の参考になれば幸いです。


平成30年の治療実績

2018.12.21

平成30年の治療実績をまとめました。

今年は涙道内視鏡外来を開始しましたが、県内で他に実施している施設が限られている為かなり混雑してしまいました。そのため、当初2か月毎の予定でしたが、毎月実施することになりました。涙道内視鏡は高度な技術が必要なため、岩崎先生に来ていただけるのは本当に助かります。

また、今年はICLの手術件数が大きく伸びました。私自身がこの手術を受けているので、自分の体験も踏まえて手術の説明を行う事ができます。

白内障・硝子体手術ともに件数が大きく伸びました。患者さんからの期待が大きくなっているのを感じます。皆さんの期待に応えるべく、今後も精進したいと思います。

2019年はもりや眼科の移転を予定しております。現在待合や検査室などいろいろなところが手狭になっております。ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。新しいクリニックで快適に診療を受けて頂けるようにしたいと思います。

 

もりや眼科 平成30年 治療実績

(H30年1月~H30年12月)

 

・観血的手術 合計 1020件

 ・白内障手術 835件 (うち多焦点眼内レンズ66件)

 ・ICL手術(近視矯正手術) 37件

 ・網膜硝子体手術 90 件

 ・緑内障手術(エクスプレス) 3件

 ・緑内障手術(カフーク) 20件

 ・翼状片手術   18件

 ・眼瞼下垂手術   16件

 ・眼瞼内反症手術  1件

 

・涙器に対する外科的治療 合計  53件

・涙点プラグ挿入術 14件(ドライアイに対する治療)

・鼻涙管チューブ挿入術 39件(流涙症に対する治療)

 

・ボトックス治療(眼瞼痙攣治療) 合計 20件

 

 

 


もりや眼科 平成30年12月の手術実績

2018.12.21

もりや眼科 平成30年12月の手術実績

昨日をもって今年の手術はすべて終了しました。今月は手術を多く実施することが出来ました。症例数は増えてきましたが、ひとりひとりのの患者さんに満足していただけるよう精進したいと思います。これから年間の手術件数をまとめたいと思います。

 

 白内障手術  100件(うち多焦点眼内レンズ9件)

ICL(近視矯正手術) 2件

硝子体手術 13件

緑内障手術(繊維柱体切除術・流出路再建術) 3件

緑内障手術(毛様体光凝固術)1件

涙道内視鏡を使用した涙管チューブ挿入術 2件

後発白内障に対するレーザー治療 18件

閉塞隅角緑内障に対する虹彩レーザー切開術 8件

ボトックスによる眼瞼痙攣治療 2件

翼状片切除術 3件

網膜光凝固術 1件

霰粒腫摘出術 1件

結膜腫瘍切除術 1件

 


サイクロG6(CYCLO G6) 緑内障の新しい手術

2018.12.13

この一週間は12月8日(土)、12月10日(月)、12月13日(木)が手術日でした。

合計で硝子体手術12件、白内障手術51件(乱視用レンズ15件、多焦点レンズ3件)、翼状片1件、結膜腫瘍1件、緑内障手術(サイクロG6)1件、眼瞼内反症1件でした。

サイクロG6(CYCLO G6) 緑内障の新しい手術

これは、経結膜毛様体凝固術というものです。毛様体というのは、眼球内部でお水を作っているところです。ここをやっつけてお水を作らなくして眼圧を下げよう、というものです。従来は炭酸ガスを用いて、眼球外部から毛様体を凍らせていました。

合併症が多い事と、術後の炎症がかなり強く出ること、術後の眼圧が一定しなくて眼球癆(眼圧が低すぎて目がベコベコになること)になる事もあるため、他の手術を行ってもどうにも眼圧が下がらない人に対して行っていました。大学病院に勤務していた眼科医であれば、おそらくはこれを使用した経験があって、合併症に苦しんでいたのではないでしょうか。

これがサイクロG6の器械です。黄色いファイバーの先についている

紫のプローブの先端からレーザーが出ます。このレーザーで毛様体をやっつけて眼圧を下げようと言う手術です。

黄色いファイバーの先を、白目の上半分に40秒、下半分に40秒程度当てるだけです。テノン嚢麻酔をしっかり効かせれば全く痛くありません。

治療の成績がとても良いらしいです。シンガポールの研究では、手術後18か月の時点で術前と比較して眼圧が33%落ちたとの事。他の多施設研究でも有効性が示されています。当院で行った症例も眼圧が下がっていて、今後の眼圧の経過をチェックするのが楽しみです。

 

追記:続きの記事を書きました

サイクロG6(CYCLO G6) 緑内障の新しい手術②

 

 

 

 


点眼するとめまいがする!?

2018.12.04

本日は白内障手術を16件行いました。みなさん無事に手術を終えました

点眼するとめまいがする!?

先日来院した方で、緑内障の点眼をするとしばらくめまいがするという事でした。

原因は良く分かりませんでしたが、別の点眼に変えたのですが、やはりめまいがしてしまうと言う事。もしかして、点眼が悪いのではなくて、点眼する姿勢に問題があるのかもしれません。今回はソフトサンティアという、薬の成分の入っていない点眼を処方したので、それでめまいが出るかどうかをチェックしてもらっています。原因が分かると良いですね。

私が疑ったのは、良性発作性頭位めまい症という病気です。頭の向きを急に変化させると、内耳の中にある耳石が三半規管に紛れ込んで異常な刺激を与えるのが原因と言われています。基本的には2週間から1ヶ月ほどで治ることが多いようです。