多焦点眼内レンズの特徴② 近くも遠くも見えるしくみ

2012.11.22

先日当院で眼瞼下垂を手術した方が受診したのですが、「若くなったと言われた」ということで大変喜んでおられました。手術をして喜んでくれるのは、とても励みになります。CO2レーザーの眼瞼下垂手術は本当に良い手術だと思います。

多焦点眼内レンズの特徴② 近くも遠くも見えるしくみ


今回は多焦点眼内レンズで近くも遠くも見える仕組みについて話します。

多焦点眼内レンズは、単焦点の眼内レンズとは違い、中心部分がギザギザした感じになっています。

レンズの種類

このデザインのおかげで、多焦点レンズは2つの焦点(ピントの合う位置)があります。1枚のレンズで遠くにピントが合うレンズと近くにピントの合うレンズの2枚が入っているようなものです。

多焦点ピントの図

この2つの焦点のうち、片方を遠くに(薄い黄色)、もう片方を近くに(濃い黄色)することで、遠くと近くが見えるようになります。この2つの焦点から外れた距離では、ぼやけて見えることになります。例えば、あまりに近くを見た場合もぼやけてしまいますが、「中間距離」といってピアノの譜面とか、テレビを見るような距離ではややピントが甘くなってしまいます。

先程も言ったように、多焦点眼内レンズは遠くにピントが合うレンズと近くにピントの合うレンズの2枚が入っているようなものです。そのため、近くを見るときは遠くにピントの合うレンズが邪魔になりますし、遠くを見るときは近くにピントの合うレンズが邪魔になります。しかし、私たちの脳はピントのあっていない映像を無視するという高等な機能が存在しているので、ピントの合っている映像のみを見ることができるのです。

ただし、この見え方には慣れが必要なようです。若い人だと数日でなれるのですが、お年を召した方だと、数ヵ月程度かかることもあるようです。

次回は多焦点眼内レンズの適応について書きたいと思います。

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