もりや眼科 2020年10月の手術実績
2020.10.30 手術実績
もりや眼科 2020年10月の手術実績
白内障手術 86件 (うち多焦点レンズ2件)
網膜硝子体手術 6件
ICL(近視矯正手術)6件
緑内障手術 4件
眼瞼下垂手術 7件
網膜光凝固術 5件
涙道内視鏡を使用した涙管チューブ挿入術 5件
後発白内障に対するレーザー治療 16件
眼瞼内反症手術 4件
翼状片手術 2件
コロナが落ち着いた影響か、手術申し込みが増えました。手術までの待ちが増えてしまい恐縮です。眼瞼形成の河村先生にお越しいただいてから、すごく複雑な手術をしてもらえるようになりました。特殊な眼瞼下垂や腫瘍摘出術も行っていただいております。手術後の仕上がりの良さにびっくりしております。
良いドクターに来てもらって、質の高い医療を提供できるようになって嬉しく思います。
3焦点レンズの術後成績が良いです
当院では昨年秋から導入している、白内障手術用の3焦点眼内レンズ「AcrySof® IQ PanOptix® Trifocal」ですが、かなりの件数をこなすようになりました。県内では沢山使っている方だと思います。
従来の2焦点レンズと比較して、値段が高いのは難点ですが、それにふさわしい術後視力・満足度を得ています。そのため、現在当院で多焦点レンズを希望される方の多くはこのレンズになっています。
上の写真がパンオプティクスという最新の三焦点レンズです。ギザギザの模様が従来の多焦点とは違います。
下の写真が単焦点レンズの見え方です。遠くにピントを合わせたら近くは眼鏡が必要です。
3焦点レンズは下の写真のように、いろいろな距離にピントが合います。
写真ではスマホが鮮明に見えていますが、そこまではくっきりしないと思います。
スマホは結構目と近い距離で使うことが多いので、3焦点でカバーできる距離より近いことが多いようです。また、スマホは小さくて文字も細かいので、眼鏡が必要になるかもしれません。
3焦点レンズはピントが多くて便利、というだけではなくて、目に入った光を少ないロスで網膜に届ける、という特徴があります。そのため、従来の多焦点レンズと比較してくっきり見えるのです。おそらくこれが患者さんに喜ばれる理由だと思います。
欠点としては、夜間運転で眩しくなることなどがありますので、注意が必要です。
当院では以前から多焦点レンズは使用しているのですが、遠くも近くも裸眼視力1.2がでたのはこのレンズが初めてです(必ずしも皆さんがこの視力になるわけではありません)。近隣の眼鏡屋さんがびっくりしていたよ、とお話していました。