緑内障薬(プロスタグランジン系)による眼瞼炎
本日は白内障手術を14件行いました。
緊張の強い方や認知症の方がいらっしゃいましたが、無事に手術を終えました。
緑内障薬(プロスタグランジン系)による眼瞼炎
緑内障の点眼治療で現在一番効果が高いとされているのがPG(プロスタグランジン)系点眼薬です。1日1回にもかかかわらず、かなり眼圧を下げてくれます。全身的な副作用がないのも魅力的です。
しかし、点眼の特性上、結膜の充血や瞼縁皮膚の色素沈着など、見た目に関わる副作用が多いために若い女性に使用しにくいのが欠点です。頻度は高くないのですが、眼瞼炎が生じる事もあります。
この方は、PG薬を2年点眼していた方です。徐々に増える眼瞼縁の原因がタプロスの可能性があると考え、別の緑内障薬に変更しました。
下はPGをやめて半年後の写真です。
結構充血が減ってきています(睫毛も少し薄くなりました)。やはりPG薬が原因だったのかもしれません。
緑内障の点眼は、どれも何かしらの欠点があります。しかし、点眼をしないと眼圧が上がり、緑内障が悪化する原因になります。副作用が生じたと考えても自己判断で休薬せず、かかりつけの医師と良く相談してみてください。
もりや眼科 平成27年8月の手術実績
もりや眼科 平成27年8月の手術実績
先月はあまり待たないかな、なんて言っておりましたが、実際には外来受診患者数が1日100名を超える日がでてきました。そして、患者さんが増えてきた関係上、予約なしでの診察に待ち時間が発生するようになりました。予約枠をうまく調節して、予約した方はなるべく待たないようにしたいと考えております。極力予約を取るよう、ご協力をお願いいたします。
白内障手術 57件
硝子体手術 6件
眼瞼下垂症手術 8件
眼瞼内反症手術 3件
霰粒腫摘出術 5件
後発白内障に対するレーザー治療 12件
閉塞隅角緑内障に対するレーザー治療 6件
網膜レーザー光凝固術 2件
涙点プラグ挿入術 1件