多焦点レンズを使用した人の白内障手術後アンケート
2021.04.28 白内障
今回は30歳と若くして白内障になった方のアンケートです。多焦点レンズを選択しました。
今回の症例の注意点としては、多焦点とはいっても、もとの水晶体の方がピント調整がうまくいっていたはずなので、期待しているほどピントがはっきりしないと感じるかもしれないことです。また、この方は斜乱視という難しい乱視だったので、眼鏡なしの視力がでにくい可能性があることでした。結果的に大満足してもらえました。
今回はPan Optix(パンオプティクス)という3焦点のレンズを使用しました。とても成績が良い(患者さんが喜んでくれる)ので、よく使っているレンズです。
ICL交換の症例
2021.04.28 近視治療
ICLを手術しているとたまに交換が必要な症例に出会います。
それなので、患者さんには大体100回に一回くらいは交換が必要な場合がありますよ、とお話しております。原因は2つあって、レンズのサイズ不適合、レンズの度数変更です。今回は度数を変更した症例です。
2021年1月28日に両眼ICL手術を実施。術前裸眼視力は両眼とも0.02
1月29日 両眼とも1.2
2月26日 右1.0 左1.2
3月2日 右1.0 左1.2 ここで右眼が見づらいと相談されました。視力検査でレンズを追加すると良く見えるというお話でした。私は現時点で視力は悪くないことと、ICL交換すると見づらさが改善する可能性があることをお話しました。交換するかどうかしっかり考えたほうが良いので、次回外来まで様子をみてほしいとお話しました。結果として交換を希望されました。
4月15日に右ICLを入れかえしました。
4月20日 右視力1.2
視力検査表を見るとわかると思うのですが、1.0と1.2の違いはわずかです。それでもこれで患者さんは満足しているようでした。右眼が利き目ということで、この違いが大きかったのだと思います。
2021年4月の手術実績
2021.04.28 手術実績
もりや眼科 2021年4月の手術実績
白内障手術 104件 (うち多焦点レンズ8件)
網膜硝子体手術 12件
ICL(近視矯正手術)15件(うち入れ替え1件)
眼瞼下垂手術 5件
眼瞼内反症手術 3件
緑内障手術 5件
眼瞼・結膜腫瘍摘出術 4件
翼状片手術 5件
ボトックス治療 4件
涙道内視鏡を使用した涙管チューブ挿入術(なみだ目の治療) 7件
ようやくネット予約システムが入りました。これで今年に入ってから行ってた混雑緩和対策が一通り済んだことになります。予約システムは少しずつ稼働して、問題ないことを確認したら徐々に稼働の枠を増やそうと思っております。なるべく患者さんに便利なようにしていきたいとおもいます。
ICL交換の症例については、ご興味のある方も多いと思うので別ページで書きたいと思います。
今月はM22という機械も導入しました。この器械は2つ役目があって、一つは美容、一つはドライアイです。
良く白内障手術後に「自分の顔のシミが気になるようになった」と言われるのですが、このM22という機械はシミをへらして、お肌のシヤが増すという効果があります。以前当院でデモンストレーションのために借りたのですが、スタッフが試したところ好評だったので導入することになりました。この治療は自費診療になります。パンフレットも準備したので、ご興味のある方は受付にお申しつけください。
ドライアイについては、現在点眼治療が主ですが、それでもなかなか治らない場合があります。このM22は光の効果で瞼から油の分泌が促進されます。その効果で目が乾きにくくなり、ゴロゴロを抑える効果があります。
河北麻友子さんがICL手術を受けたようです
2021.04.14 近視治療
ICLのメーカー(スターサージカル)から連絡があって、今度CMを行うとのこと。
河北麻友子さんのCMが放映されるようです。
ICLの認知度が少しずつ上がっているようですね。