持続的血糖測定装置 Freestyle Libre Pro
今回は白内障手術 14件
翼状片手術1件行いました。
今日は大学受験生が見学にきてくれました。
外来を一通り、検査、手術も見学しました。実際に若い人は医療現場に触れる機会がないとおもうので、いいきっかけになればと思います。
持続的血糖測定装置 Freestyle Libre Pro
眼科は糖尿病と深い関係があります。糖尿病の3大合併症の一つである糖尿病網膜症はとても失明しやすい病気です。そのため、患者さんの血糖コントロールがうまくいっているかどうか、いつも気になるところです。
通常糖尿病の評価は血糖値を用いますが、その時点での値を調べているにすぎないので、1日のうちで血糖がどのように推移しているのかを調べることが困難でした。
実際に10回検査しようと思うと、10回指先に傷ができていました。今回は特殊な装置を上腕につけているだけで、15分ごとに血糖を図ってくれる装置です。
上の写真のように、専用の機械を肩に取り付けます。実際にこの機械を付けながら水泳もできますし、お風呂にはいることもできます。
私もこの機械を付けてみました。5月16日、お昼にうどんをたべました。ここで血糖値がぐっと上がっています。血糖値がさがったのは16時くらいでしょうか。消化されるまでに4時間程度かかっているのが分かります。(時間軸の1目盛り2時間です)
夕食ではあまり血糖は上がっていません。また、5月17日は中華を食べたのですが、炭水化物の割合が少な目だったせいか血糖値の急上昇は認めていません。
あと、毎日ですが睡眠中の決闘はずいぶん低めになっています。おなかが減っておきるわけではないのですが。最近早朝に足がつるのですが、低血糖も引き金になっているのかもしれません。
血糖値の上昇具合で食事内容を考察できる、というのもとても良いことだと思います。この機会が普及すると良いですね。
緑内障に効果のあるサプリメント
2017.05.09 もりや眼科
本日は白内障手術10件(そのうち istent 併用白内障手術2件)
眼瞼内反症手術1件
翼状片手術1件
無事に終わりました。
緑内障に効果のあるサプリメント
患者さんから、「カシスは緑内障に効くのですよね?」と聞かれました。
現時点で緑内障に効果があると証明されている治療は眼圧を下げる事のみですから、「カシスは緑内障に効果ありませんよ」と説明するととても仰天していました。
緑内障は網膜の血流障害が原因で、眼球に入る血管が網膜に到達するときに90度折れかえっているため、この部分で血流障害が生じてしまうのです。そのため、眼圧を下げることでこの部分にかかる圧力を減らして血流障害を防ぐ・・という理屈です。これがカシスでどうこうなるとは聞いたことがありません(何か論文があるのであれば是非ご紹介ください)
ブルーベリーが目に良い、という話は良く効きますが、実はこれを証明した論文は私の知る限りではありません。網膜のロドプシンというところにブルーベリーのアントシアニンが効くと言うのですが、その根拠もはっきりしません。むしろ、薬でなくて食品なので「効果がなくても問題にならない」という点が重要なのかもしれません。企業としては「売れるから作っている」、買う方としては「安心するから効かなくても買ってしまう」という事が成り立っているという事なのでしょう。
カシスもほぼ同様で、販売している会社は顧客に「効くかもしれない」雰囲気を出して、しかも「薬と違って食品ですよ」と言い逃れられる環境も作って売り上げを伸ばしています。それは会社が悪いと一概には言えなくて、それでも買ってしまう顧客がいるからこそ販売している、ということなのでしょう。大変売れる様で、沢山の会社が販売しているようです。
おりっぷに掲載しされした
2017.04.27 もりや眼科
自分の受診しているクリニックが良いかどうかを判断する目安
2017.04.17 もりや眼科
本日は白内障手術11件(乱視用レンズ1件)
無事に終わりました。
自分の受診しているクリニックが良いかどうかを判断する目安
時々患者さんから聞かれる内容で、どの眼科に行ったらいいでしょう?という事があります。
顔見知りの先生は沢山いるので、知っている先生であれば気軽に紹介できます。一方で、同じ眼科であっても名前すら知らないクリニックのほうがずっと多いです。眼科以外だとなおさら良く知らないので分かりません。
テレビで「名医」と謳っている先生が良いかと言うと決してそうではなくて、半分くらいは腕がいいと思う一方で半分くらいはイマイチと思ったりします。雑誌も同じで、「あなたの事を○○円で記事にしませんか?」なんて声がかかるくらいです。
以前とある記事で「社内でスリッパをはいている会社は将来危ない」というものを見かけました。仕事とプライベートでメリハリがついていない、ということだそうです。それを見て、クリニックでも似たようなことがあるのかなと思いました。
ぱっと思いつくのは「掃除が行き届いているかどうか」です。クリニックですから清潔がとても大事なのは言うまでもありません。衛生面という実用上の意味合いもあるのですが、清潔感というイメージの問題もあります。また、掃除は面倒で嫌な仕事なので細かい部分は放置されやすいということもあります。受付や会計などの業務で多忙になると放置されやすいとも言えます。
清掃の重要さにトップがちゃんと気が付いているかどうか、意識の高さが問われます。専門知識が全くなくても分かる事です。一事が万事ともいえるでしょう。
当院では定期的に大掃除を行っています。チェックリストをつくって網羅的にきれいにできるように心がけています。時々私がチェックしますが、とても綺麗です。トイレ掃除もチェック表をつくって、しっかり清掃しましたと分かるようにしています。もちろん開業してもうすぐ5年になると色んなところが経年劣化してしまうのですが。いわゆる「購入したて」のきれいさは無くても、きちんと手入れしています、というきれいさは保てているのかなと思います。
毎年クリニックのすぐ外にツバメが巣を作るのですが、上からふんが落ちてくるので清潔でない、と言う事になりました。ツバメには申し訳ないのですが、クリニックのすぐ外の部分では巣を作れないようにしました。ツバメさんごめんなさい・・