眼鏡をかけたことが無い人が白内障手術を受けるときに注意すること

2016.09.13

本日は白内障手術9件

無事に終わりました。

眼鏡をかけたことが無い人が白内障手術を受けるときに注意すること

いつも白内障手術を受ける前の検査で、眼鏡を持っている人は持ってきてもらうように言っています。

場合によっては、眼鏡があっていなくて見づらいと言う場合は、白内障手術をせずに眼鏡の度数を合わせるだけで視力が上がってしまう事もたまにあります。

また、手術前後で眼鏡の度数が変わらない、、ということも多くはないですがたまにあります。わざわざ眼鏡を買い直す必要がなくなります。

もう一つ重要なのは、眼鏡を今まで使ったことが無い、もしくは持っているけど殆ど使っていないと言う人を把握することです。

体に着ける物というのは、慣れの要素がとても大きいものです。独身の時に指輪をつけ慣れてなかった私は結婚したあと結婚指輪をつけることにしばらく違和感がありました。しばらくしたら慣れてきましたが。

また、大学に入る前は帽子をつけていることに慣れてなかったので、大学に入ってから頭に帽子をつけていることにしばらく違和感がありました。

恐らく似たことがメガネでもあるようで、いままで眼鏡を掛けたことが無く白内障年齢を迎えると言う人がたまにいらっしゃいます。若い頃に遠くが見えていた、と言う人も、50歳、60歳になると通常老眼になるため、近く用の眼鏡を使うことになります。しかし、眼鏡につけ慣れていない人は、眼鏡をかけるよりも近くが見えない生活の方を選択することがしばしばあります。何故装用出来ないかは人によって異なると思うのですが

①耳や鼻に眼鏡のフレームがのっかることに違和感がある

②レンズのせいで物の大きさがわずかに変化(老眼用のレンズでは一般的に大きく見えます)することが気になる

③レンズのフチのせいで視野が狭くなるのが気になる

という事があります。しかも、ややこしいことにこのような方は見えない原因を「メガネをかけていない事」以外に求めてしまう事があるのです。つまり、近くが見えないけど眼鏡は掛けたくない、何かの病気で見えにくいのではないだろうか?と外来で言われてしまうと、私の方も困ってしまうわけです。

以前当院に来られた方の場合だと、遠くは視力1.2、近くは眼鏡なしで0.3、眼鏡を掛けると1.2見える。眼鏡なしで新聞が読めなくなって困っているというものです。「メガネをかけて新聞を読んで」と言って、実際に眼鏡を掛けてもらっても違和感のせいで上手く掛けられないのです。

白内障手術で遠くが見やすいように眼内レンズの度数をセットすると、一般的に近くが見えにくくなるので眼鏡を掛けてもらうのですが、ここで眼鏡にかけ慣れていない人は不自由を感じてしまうことがあります。このあたりも考慮して眼内レンズの度数を良く相談する必要があります。