もりや眼科

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眼底自発蛍光

2014.11.19

眼底の写真の撮影で、自発蛍光と言うものがあります。これは網膜色素上皮に存在するリポフスチン様子を撮影できます。網膜色素上皮に異常があると、リポフスチンが多くなり、結果として明るく写ります。異常が進んで、網膜色素上皮が傷んでしまうと、リポフスチンも無くなるので暗くなります。0000003209_20141117_095201_KOWA_COLOR_L

 

 

 

上のような方で自発蛍光を撮影すると、下のようになります。
黒く抜けている部分は、網膜色素上皮がだめになってしまっている場所です。病変に活動性があると白くひかりますが、この症例では認めません。そのため、現在落ち着いていると言えます。0000003209_20141117_095426_KOWA_AF_L  下のような眼底写真は一見綺麗に見えますが、0000001537_20141106_165116_KOWA_COLOR_L0000001537_20141118_110955_KOWA_AF_L

自発蛍光を取ると、矢印の部分で過蛍光を認めます。この方は中心性漿液性網脈絡膜症の方ですが、この矢印の部分から網膜下液が出ていると思われます。
他にも、加齢黄斑変性の病気の活動性を知るためにも、この自発蛍光は有用ですし、小児の弱視でも、この検査を行うと原因が分かることもあります。今後も積極的に活用したいと思います。

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