落屑症候群と白内障手術

2012.10.29

先週は金曜日から臨床眼科学会に参加しました。
クリニックを休診にして、大変申し訳なかったですが、ここで仕入れた知識を用いて明日からの診療を頑張りたいと思います。

本日は白内障手術を9件行いました。
皆さん無事に手術を終えました。

手術は多くなってきましたが、1例1例丁寧に手術をこなしていきたいと思います。
特に、術後の屈折(近視や遠視)の度数合わせがとても良いので、このままの状態を維持できるよう頑張りたいと思います。

落屑症候群と白内障手術

 

今回は落屑症候群が白内障手術に与える影響について話します。先日落屑緑内障(PE glaucoma)についてお話しました。目の中にフケのようなものができて、それが房水の出口に詰まって眼圧が上がり、緑内障になるというものです。

このフケのような物質はチン小体を弱くすることが知られています。下の写真で、瞳孔のふちに白くついているのが落屑物質です。

 無題

前回お話したとおり、チン小体は水晶体を固定している役割があります。これが弱いと、手術中にチン小体が切れることがあります。チン小体が切れると、水晶体ごと目の奥に落ちることもあり、手術が大分難しくなります。

 水晶体偏位

実際にチン小体が切れて、水晶体が落ちかけている写真です。このようになってしまうと、もう普通には手術できません。眼内レンズ縫着など、特殊な手技が必要になります。

落屑症候群の方は、緑内障に注意するだけでなく、白内障手術に対しても注意が必要です。

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