もりや眼科

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OCT(光干渉断層計)について

2012.12.17

本日は手術納めでした。

白内障手術1件
眼瞼内反症手術1件
無事に終わりました。

開業して7ヶ月ですが、徐々に小山市民にもりや眼科が浸透していることを実感します。
患者さんがお友達を連れて一緒に来ていただいたこともありましたし、
駅前を見づらそうに歩いていたら、通りがかりのひとに「もりや眼科に行きなさい」と勧めてもらったという人もいらっしゃいました。来年もさらに研鑽を積んで、地域に貢献できればと思います。

もりや眼科 平成24年 治療実績
 (H24年7月~H24年12月)
 ・観血的手術 合計 97眼
  ・白内障手術   81件
  ・網膜硝子体手術  7件
  ・眼瞼(まぶた)の手術 7件
  ・結膜の手術  2件(翼状片)

 ・レーザー手術 合計  15眼
  ・網膜光凝固術 13件(糖尿病・網膜裂孔に対するレーザー)
  ・YAGレーザー 2件(後発白内障に対するレーザー)

 ・抗VEGF薬 硝子体注射 合計 2眼
  糖尿病黄斑浮腫に対する注射(アバスチン)
来年はさらに頑張りたいと思います。

OCT
(光干渉断層計)について 

 

ここ数年で急激に眼科に普及した、OCTという装置について話したいと思います。

 OCTは光を使って目の中の様子を観察する機会です。仕組みは超音波エコーと似ています

超音波エコーの仕組みですが、プローブから超音波が出て、モノに当たって跳ね返ってくる超音波を受信します。超音波が出てから帰ってくるまでの時間を測る事でモノまでの距離が分かります。

 超音波

OCTでは、モノに対してを放ち、それが反射して帰って来るまでの時間を測ります。光は超音波と違って、透明でないものは計測できません。しかし、目は角膜・水晶体・硝子体が透明なので、眼底を検査することができるのです。OCTは超音波よりも精度や情報量が多いという特徴があります。

 OCT説明

OCTの登場で、網膜(カメラでいうフィルム)の様子を詳細に観察することができるようになりました。

たとえば、下の写真は黄斑浮腫の患者さんです。

 黄斑浮腫

左下の赤丸の部分を見ると、中央部分(黄斑)がむくんで、分厚くなっているのが分かります。その上の図、青矢印をみると、分厚くなっている部分は赤や白で表示されているのが分かります。また、右上の赤矢印をみると、網膜の厚みが635μmであることも分かります。 

今までの通常の診察では「黄斑が浮腫で厚くなっている」くらいしか分からなかったのが、正確に635μmむくんでいるというのが分かるのです。

ちなみに、先ほどの患者さんが次に来院した時のOCTが下の図です。

 黄斑浮腫2

字が小さくて申し訳ありませんが、前回635μmだったのが602μmに減っています。また、左の図の白い部分(むくんで分厚くなっている部分)が少し減っていることが分かります。ここまでわずかな変化は従来の診察ではわかりませんでした。

 
緑内障でも、進行とともに網膜の厚みが減っていくことがわかっています。 

そのため、OCTを緑内障の診療に用いることで、より詳細な診療を行えるようになってきました。次回これについてお話をしようと思います。小山市 結城市 筑西市 栃木市 下野市 古河市 栃木市 白内障手術 緑内障手術 もりや眼科

 

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