ステロイド剤による緑内障

2013.02.18

先週は月曜日が祝日だったため、2週ぶりの手術でした。
本日は白内障手術を7件行いました。すべて無事に終わりました。

当院スタッフの2人目がオルソケラトロジーをしていますが、睡眠時間が短いせいで近視矯正効果が出るのに時間がかかっているようです。通常1週間で効果が出るようですが、何日くらいかかるでしょうか?

ステロイド剤による緑内障

 

今回は特殊な緑内障の一つであるステロイド緑内障について説明したいと思います。

ステロイドは眼科だけではなく、内科・皮膚科・その他ほとんど全ての科で頻繁に使われている薬です。眼科では手術後の炎症反応を抑えたり、アレルギーを抑えたりするために点眼薬を処方しす。とても効果が高い薬である反面、副作用が時々問題になります。

ステロイドの目に対する副作用は主に①眼圧上昇から緑内障になる、②白内障、の2つです。点眼薬で白内障になることは殆どありませんが、内服薬を長期に渡って内服している方の場合は白内障が若いうちに生じます。

ステロイドは房水の出口を狭くしてしまうために眼圧が上昇します。特に若い方は眼圧上昇しやすいと言われています。そのため、「若くて、ステロイドの点眼を眼圧検査なしで長期間続けていた人が、気がついたときには進行した緑内障になっていた」という話を聞いたことがあります。

ステロイドは点眼だけでなく、内服もありますし、盲点になりやすいですが皮膚科で処方される軟膏にも入っていることがあります。例え軟膏でも、体内に染み込んで眼圧を上げることがあると報告されているので要注意です。また、ステロイドをはじめてから数年経ってから眼圧が上がることもあるので、継続的な眼圧計測は必要です。