緑内障インプラント手術(エクスプレスシャント)

2013.08.05

緑内障インプラント手術(エクスプレスシャント)

 

白内障手術 14

 うち乱視用眼内レンズ 2

 うち多焦点眼内レンズ 2

硝子体手術 7件(うち入院2件)

眼瞼内反症手術 1

緑内障インプラント(エクスプレスシャント)手術 1

 

無事に終了しました。スタッフのみなさんお疲れ様でした。

 

当院では最近糖尿病網膜症の重症な方が多くいらっしゃいます。当然網膜もやられてしまうのですが、新生血管緑内障になって来院される方もいらっしゃいます。新生血管緑内障については以前記事を書きました。ます、レーザー治療と、抗VEGF抗体硝子体注射をすぐに行うのですが

https:/moriyaganka.com/blog/29042772.html

https:/moriyaganka.com/blog/22015490.html

それでもなかなか眼圧がさがらないことも良くあります。眼圧を下げる点眼や内服では限界があるので、どうしようもなくなった場合は手術をせざるを得ません。

緑内障の手術はいくつもの術式がありますが、新生血管緑内障に行う術式は「線維柱帯切除術」という術式です。これは眼の中の水を外に逃がしてやる手術です。

 

眼球の表面は、強膜という固い部分の上に結膜というぶよぶよの膜があります。

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結膜と強膜の間に眼の中の水を誘導します。この水の通り道を強膜に作成するのですが、通り道が大きすぎると水がダダ漏れになってしまいますし、通り道が治ってしまうと手術の効果が無くなってしまいます。このバランスがとても難しい手術なのです。

 

昨年4月に日本で承認されたエクスプレスという製品は、眼の中の水を外に逃がす通り道を確保する器械です。これを挿入すると、その部分の水の通り道が確保されます。手術後の眼圧管理がとても楽になります。

 エクスプレス
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本来、新生血管緑内障に対する緑内障手術の成績は、他の緑内障に対する手術と比較して悪いことが分かっています。しかし、このエクスプレスを使うと、眼圧コントロールが行いやすくなったと思います。今後の経過が楽しみです。