もりや眼科

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ICLで近視を治す

2017.07.29

今週は白内障手術15件行いました。

皆さん無事に手術を終えました

ICLで近視を治す

私自身がICL手術経験者ということもあって、最近ICL手術希望の方が時々いらっしゃいます。

私は今日は眼科医向け、明日は一般市民向けで口演をします。ICL手術を経験した眼科医はなかなかいないと思いますので、体験談をお話しようと思っています。

市民講座もありますので、よろしければ参加してください

http://www2.c-linkage.co.jp/mihn/2017/

先日もICL手術を行った人がいました。20歳代の方です。とても強い近視があり、まさにICLの適応でした。乱視のない球面レンズで視力がでますよ、という検査結果でした。乱視の角度調整がないのは手術をする側としては大変楽です。

手術の前の視力ですが

RV = 0.03p(1.2×S-13.75D) 
LV = 0.03(1.2×S-12.75D) 

これは、眼鏡なしの視力は右も左も0.03で、眼鏡を使うと1.2になる。そのために-13.75Dと-12.75Dのレンズが必要です、と言う事を示しています。-6D以上が強度近視ですから、大変強い近視があるという事になります。

適応検査では全く問題なし、と言う結果でした。

手術翌日はやや遠視気味でしたが、3日後の検査では

RV = 1.5×ICL(1.5×S+0.50D)
LV = 1.2×ICL(1.5×S-0.25D)

ばっちりよく見えているようでした。私の場合は光を見ると輪っかがかかって見える現象があったのですが、この方には内容でした。術後痛みも無くて大変経過良好でした。

術後の写真ですが、レンズがきれいなので良く診ないと分かりません。レンズ中央の穴は分かると思います。

 

 

 

ヘルペス結膜炎

2017.07.10

本日は白内障手術を14件行いました(入院2件、乱視用レンズ5件)。

みなさん無事に終わりました。

 

ヘルペス結膜炎

結膜炎という病名は、結膜に炎症を起こす病気の総称になります。結膜炎の原因として多いのが細菌・ウィルスが多くて、他にもあります。

実際に菌やウィルスが診察で見えるわけではないので、充血の仕方、目やにの様子などをもとに判断をします。特徴的な所見が見えたら原因がある程度はっきりするのですが、そうでないことも多くあります。

これは充血、目やにを主訴に来られた方です。結膜炎があります。流行性角結膜炎だといけないので、迅速キットでチェックしましたが陰性でした。当初は抗生剤で点眼治療を行いましたが、なかなか治らないのと、所見が単純ヘルペスが原因のように感じたので、抗ウィルス薬を投与しました。

すると、すぐに治ってしまいました。診断的治療といって、これで単純ヘルペスが原因だ、と言うことが分かりました。ヘルペス性結膜炎では皮膚に水疱ができる、と言う事でしたが今回は見当たりませんでした。普段多く診る病気ではありませんが、治りにくい結膜炎を診た時は色々な可能性を考えるのが重要です。

 

 

5周年を迎えました

2017.07.05

今回は白内障手術を14件行いました。(うち入院2件、乱視用レンズ5件)

緊張が強い、と事前におっしゃった方がいらっしゃったので、やや深い麻酔を行いました。

皆さん無事に終わりました。

5周年を迎えました

もりや眼科は平成24年7月2日に開院しました。今回5周年を迎えることができました。

以前は筑波大学で勤務していたため、周囲からの知名度はほとんど無い状態からのスタートでした。

いまでは小山市の地域の方に支持されているクリニックになってきたと思います。さらに患者さんに満足度の高いクリニックを目指したいと思います。

下の写真はスタッフやお世話になっている方の前で私がプレゼンテーションをしている写真です。

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白内障手術後の視力を予測する(網膜電図)

2017.06.26

本日は白内障手術を12件行いました。皆さん無事に終わりました。

白内障手術後の視力を予測する(網膜電図)

進行した白内障があるときに行う検査があります。ERG(網膜電図)です。

これは、網膜(カメラで言うフィルム)の機能を測るものです。通常は白内障手術の前に眼底検査を行って、網膜に問題が無いかどうかを評価します。網膜に異常があれば、白内障手術をしてもうまく視力が上がらないかもしれません。

白内障があまりにも進行している場合には眼底検査ができませんので、手術をして視力が上がるかどうかが評価できない事になります。

以前手術していただいた方の眼底写真です。まったく眼底が見えないのでこのような写真になります。

眼底の評価ができなかったため、網膜電図を行いました。

左の2つが今回手術をしない目で、右の2つが今回手術する目の波形になります。右の2つの波形がほとんどフラットになっています。これは、光をあびさせても網膜が反応しない事を示しています。白内障の影響で網膜まで光が届きにくいという影響もありますが、それだけではこのような波形になりません。そのため、患者さんには「手術しても視力が上がりにくいかもしれません」と説明して、ご納得して手術を受けていただきました。

白内障が大変進行していたので難しかったのですが、無事に手術ができました。上は手術後の眼底写真です。網膜の血管がほとんど見えなくて、血液があまり流れていない事が分かります。網膜色素変性症という病気によって網膜自体がだめになってしまっています。白内障はとてもきれいに出来たので、少しだけですが視力があがりました。

当院で手術する以上は、ご納得して手術を受けていただきたいと思っていますので、手術前の検査がとても重要です。

 

 

子どもは見えにくいとは言わない(学校検診)

2017.06.19

本日は白内障手術13件

翼状片手術1件

難症例も含まれていましたが、みなさん無事に終わりました。

子どもは見えにくいとは言わない(学校検診)

この時期は学校検診の再検査で当院を受診する方が多いです。遠視や近視でぼやけて見えている方には眼鏡を勧めることがありますが、中には「お金がもったいない」「本人が良く見えると言っている」という理由で眼鏡を作製したがらない方もいらっしゃいます。

生まれつきはっきり見えてない状態の場合は特に、自分から見えづらいとは言いません。そのため、「本人が良く見えると言っている」というのは眼鏡を作製する理由にはならないのです。今回当院に導入した本には遠視の子供の事例がのっていて、とても参考になります。

 

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送迎バスが運行しており、手術後に
安心して通院いただけます。

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