両目同時白内障手術
2016.11.07
本日は白内障手術を13件行いました。
皆さん無事に手術を終えました。
両目同時白内障手術
当院では両目に白内障がある方は、基本的に同じ日に手術をしています。
これは、白内障手術の技術が進歩して、手術直後でもある程度見えるようになったから出来ることです。
自分で車を運転して帰ることはやめてもらっていますが、バスに乗ったり電車に乗って帰るくらいは見えるようです。これによって、手術室に2度入らなくても良くなり、通院の回数も少なくなり、実は医療費も少し安くなります。働いている人の場合は、会社を休む日が少なくなる、というメリットもあります。
当院では当たり前にやっていて、今週13件行ったうちの5人(10件)は両目手術で、毎週大体このくらいです。以前手術直後の視力を何人か測ったのですが、そこそこは見えているようです(個人差があります)。
もちろん、片目ずつ手術したいという方もいらっしゃるので、その場合は片目ずつ手術を行います。
平成28年10月の治療実績
2016.11.01 手術実績
平成28年9月の治療実績
2016.10.18 手術実績
もりや眼科 平成28年9月の手術実績
白内障手術 44件
硝子体手術 4件
眼瞼下垂症手術 2件
翼状片手術 1件
霰粒腫切開術 3件
後発白内障に対するレーザー治療 13件
網膜レーザー光凝固術 7件
ボトックスによる眼瞼痙攣治療 2件
虹彩光凝固術(閉塞隅角緑内障に対するレーザー治療) 2件
涙点プラグ(ドライアイの治療) 5件
外来患者数が増えている関係で、予約が無い方の場合お待たせする時間が長くなることがあります。
患者さんの来院数をコントロールするのはなかなか難しくて、混むこともあれば、すぐ診察できることもあります。せめて予約した方はお待たせしないようにしたいと思っております。ご協力をお願いします。
視力が急激に下がる、糖尿病黄斑浮腫
本日は白内障手術16件
無事に終わりました。
外来が終っても、患者さんへの手紙を書いたり、診察の準備などでなかなか忙しいです。
視力が急激に下がる、糖尿病黄斑浮腫
糖尿病は、自覚症状がなかなか出ないので治療をしっかり行わせるのが難しい事がしばしばあります。
そのため、眼科受診した時には病気が結構進んでいて治療が難しい、ということも良く経験します。
最近来院された方ですが、HbA1cが11と結構重症な糖尿病です。
ぱっと見たところ、網膜出血が少ないので重症な感じが少ないです。もしかすると、内科で眼底写真でチェックされているだけでは、重症だと思わないかもしれません。もちろん眼科医が見たら「これはすぐ治療をしないと・・」となります。
視力に大事な黄斑の断層撮影をすると、このようになります。
黄斑は通常少しへこんでいるのですが、浮腫のせいでむしろ厚くなっています。
このせいで、両目とも矯正視力(眼鏡をかけた視力)が0.2程度になっています。これで最近まで運転していたようです。危ないですね・・
抗VEGF薬注射で早急に浮腫を改善させることになります。なんとか生活ができる視力を維持できればよいですね。全力で治療に取り組みたいと思います。
粉瘤をとってスッキリ
2016.09.26 もりや眼科
本日は白内障手術を13件、翼状片主述1件、霰粒腫切除術1件
全て無事に終わりました。
粉瘤をとってスッキリ
粉瘤というのは良性腫瘍の一つとされていて、全身にできることがあるのですが、このように顔にできることもあります。上の写真で赤い矢印の先がそれです。古いと黒っぽくなります。おそらく右のが古くて、左の方が新しいものかもしれません。特徴として、一部分中身が見えることがしばしばあります。今回は2つともまるい穴が開いていて、中身が見えます。
↑今回は白内障手術に併せて一緒に取ってしまいました。皮膚は薄くなっているので切開しても痛みはありません。一応ねんのために麻酔の注射をしてから切開しました。あなから左右に小さく切れ目を入れます。
↑反対側にも切れ目を入れます。
↑中身を引っ張り出します。
↑スポッと取れました。
2個とも取り除いた直後の写真です。すっきりしました。ほんの2-3分の処置で綺麗になります。