もりや眼科

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近視を治す手術(有水晶体眼内レンズ:ICL)当院での治療経過

2015.10.20

本日は白内障手術11件行いました。(乱視用レンズ2件)

無事に手術が終わりました。

近視を治す手術(有水晶体眼内レンズ:ICL)当院での治療経過

 

 

 

 

近視を治す手術というとレーシックが一般的です。レーシックは矯正の精度がとても良いことが素晴らしいのですが、一方で近視が強すぎる人にはあまり向いていません。角膜を多く削ることになるため、近視を矯正できる量に限界があります。そういう方に向いているのが「有水晶体眼内レンズ手術」です。

眼内コンタクトという言い方をする人もいるのですが、コンタクトレンズと同じような度数のレンズを目の中に入れてしまおうというものです。実際に使用するレンズはこんな形をしています。

 

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レンズの中心に穴があいています。この穴は視力に影響が無いように工夫された大きさなんだそうです。また、この穴のお蔭で目の中の水の流れをせき止めることが無くなります。

手術の方法は下の図のとおりです。レンズはペラペラなので、3ミリという小さな傷で手術ができます。

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この手術を行うには認定を受ける必要があって、今回当院ではその認定を取得しました(栃木県では初めてだそうです)

当院で手術を行った方の経過です。

30代女性の方です。手術前は-6Dというとても強い近視でした。近視が強いので、メガネがないと本もよく読めませんでした。

今回手術後1週検査に来院されました。その時の視力なのですが、

RV = 1.5(2.0×C-0.50D Ax 25)
LV = 1.2(1.5×S-0.25D)

分かりやすく言うと、右目はメガネなしで1.5 メガネを付けると2.0.左眼はメガネなしで1.2、メガネを付けると1.5の視力がでました、という事です。ご本人はメガネのない生活ができてとても喜んでいました。

 

 

もりや眼科シール

2015.10.06

本日は白内障手術10件(うち入院2件)

翼状片手術4件

皆さん無事に終わりました。

もりや眼科シール

以前からもりや眼科羊の「モリーさん」は院内の掲示物であったり、ラインのスタンプであったり、道路沿いの看板であったりといろんなところで活躍していますが、今回シールを作成してみました。

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作ってみると、意外と1枚のシールが大きかったです。光沢もあって綺麗に出来ています。

今後受診した方に差し上げたいなと思います。

 

 

もりや眼科 平成27年9月の手術実績

2015.10.05

もりや眼科 平成27年9月の手術実績

 

白内障手術  26件

霰粒腫摘出術 4件

後発白内障に対するレーザー治療 7件

閉塞隅角緑内障に対するレーザー治療 4件

網膜レーザー光凝固術 5件

涙点プラグ挿入術 4件

9月は手術日が少なかった関係で、手術件数も少なくなりました。

なるべく手術待ちを長くしないようにしたいと思います。

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霰粒腫は処置後治るまでに時間がかかることがある

2015.10.01

9月28日ですが、

白内障手術12件(うち入院2件)

無事に手術が終わりました。

本日、当院で白内障手術した方で、「私は乱視がありますか?」と尋ねた方がいらっしゃいました。

もちろん、乱視が0の人は存在しませんが、当院では乱視を減らすレンズを使用しているので、大抵の方は乱視がとても少ない状態になっていますので安心してください。

霰粒腫は処置後治るまでに時間がかかることがある

霰粒腫は眼科の中では比較的よくある病気の一つです。まぶたの中にあるマイボーム腺が詰まることで発症します。マイボーム腺は目が乾かないように油を作る役割があるため、その出口が塞がってしまうと瞼が膨らんでしまいます。

この方は7日前から瞼が腫れていたそうです。結構大きくなってしまったこともあり、切開をすることにしました。

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この方は霰粒腫が皮膚側に大きく突出していたので、皮膚を少し切開して霰粒腫の中身を取り出しました。

処置で霰粒腫の中身はしっかりと綺麗にしたのですが、眼瞼の炎症は時間をかけて治るため、処置後すぐにスッキリするわけではありません。炎症を抑える軟膏を付けながら様子を診ることになります。そのため、処置前に「処置した後ですぐにすっきりするわけではなくて、時間をかけて少しずつ良くなりますよ」と説明しています。

下の写真は処置後14日目の写真です。大分小さくなっていますがまだ少しぽっこりが残っています。本人は「大きさが処置前と変わりない」と言っていたのですが、写真を撮ると大分小さくなっているのが一目瞭然です。軟膏を付けてもう少し様子をみてもらったところ、徐々に目立たなくなりました。

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実際には切開後もっと早くすっきりする症例もありますが、このように時間をかけて良くなる症例もあります。

 

緑内障薬(プロスタグランジン系)による眼瞼炎

2015.09.07

本日は白内障手術を14件行いました。

緊張の強い方や認知症の方がいらっしゃいましたが、無事に手術を終えました。

 

緑内障薬(プロスタグランジン系)による眼瞼炎

緑内障の点眼治療で現在一番効果が高いとされているのがPG(プロスタグランジン)系点眼薬です。1日1回にもかかかわらず、かなり眼圧を下げてくれます。全身的な副作用がないのも魅力的です。

しかし、点眼の特性上、結膜の充血や瞼縁皮膚の色素沈着など、見た目に関わる副作用が多いために若い女性に使用しにくいのが欠点です。頻度は高くないのですが、眼瞼炎が生じる事もあります。

この方は、PG薬を2年点眼していた方です。徐々に増える眼瞼縁の原因がタプロスの可能性があると考え、別の緑内障薬に変更しました。

PG

下はPGをやめて半年後の写真です。

PG中止後

結構充血が減ってきています(睫毛も少し薄くなりました)。やはりPG薬が原因だったのかもしれません。

緑内障の点眼は、どれも何かしらの欠点があります。しかし、点眼をしないと眼圧が上がり、緑内障が悪化する原因になります。副作用が生じたと考えても自己判断で休薬せず、かかりつけの医師と良く相談してみてください。

 

 

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