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緑内障の点眼を正しくつけましょう その①

2012.11.12

本日は白内障手術を7件行いました。
みなさん無事に手術を終えました。
1例は散瞳不良でしたが、特に問題なく手術を終えました。

緑内障の点眼を正しくつけましょう その①


先日、プリンターの詰め替えインクのホームページを見ていると、インク1ccあたりのコストが比較してありました。

純正カートリッジでは1ccで約100

ドンペリでは1ccで約69

詰め替えインクでは1cc5.8

純正インクは高級なお酒であるドンペリよりも高いので、詰め替えインクはお得ですよと宣伝してありました。(詰め替えインクでプリンターが壊れたらもっとコストがかかるので、詰め替えを勧めているわけではありません)

これを読んで思ったのが、点眼はもっと高級品だということです。緑内障で良くつかわれるプロスタグランジン薬では、1ccあたり約1000!!もするのです(1割負担の人で約100円)。もちろん、これで失明を防げると考えれば決して高くはないと思います。でも、私が患者さんから「点眼1本 を1週間で使ってしまった」という話を聞くと「もったいない」と思うのです。


では、厳密に1回1滴で使用した場合、点眼薬はどのくらいもつものなのでしょうか?

点眼液の成分や点眼瓶の形にもよるのですが、おおよそ25滴で1ccになります。ですから、11回点眼の緑内障点眼薬(2.5cc)の場合、約60回点眼できることになります。実際には両眼で点眼することが多いので、1本で約30日分ということになります。


たとえば、この点眼液を1週間で使い切るとすれば、1回で4滴つけている計算になります。点眼薬はたくさんつければ効果が高くなるのではないかと思うかもしれませんが、目には点眼液を1滴の半分くらいしか保持できるスペースしかないので、余分な点眼は目からあふれて流れ出すだけです。

次回は正しい点眼方法について書きたいと思います。

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