緑内障点眼薬について(炭酸脱水素酵素阻害薬)
2012.08.06 緑内障
今日は手術日でした。
水晶体再建術 6件
皆さん無事に手術を終えました。
件数が徐々に多くなってきましたが、スタッフがよく動いてくれるのでスムーズに手術を終えることができました。
緑内障点眼薬について(炭酸脱水素酵素阻害薬)
「炭酸脱水素酵素阻害薬」なんて、難しい名前の薬ですね。この薬は房水を作るときに必要な酵素の働きを抑える薬です。つまり、毛様体(下の図の赤丸)による房水の産生量を減らすことで眼圧を下げます。
今まで紹介した2種類(プロスタグランジン系、ベータ受容体遮断薬)と比較してやや眼圧を下げる効果が低いので、どちらかというと補助的に処方されることが多いです。
この種類の点眼薬には、トルソプト、エイゾプトがあります。
炭酸脱水素酵素阻害薬の特徴
・他の点眼薬と相性が良い
プロスタグランジン系、ベータ受容体遮断薬とは眼圧を下げる仕組みが違うので、同時に使用すると、より眼圧を下げます。そのため、1種類の点眼では眼圧がうまく下がらない時に使いやすい薬です。
・全身の副作用が少ない。
女性の場合、目の周りが黒ずむ副作用のあるプロスタグランジン系は使いにくいし、かと言って心臓や肺に病気を持っている人はベータ受容体遮断薬も使いにくい・・という場合に炭酸脱水素酵素阻害薬は使いやすい薬です。
2012 小山市花火大会
2012.07.29 趣味・休暇
本日は小山市花火大会に行ってきました。
ここに引っ越して来るまでは知らなかったのですが、小山市の花火大会はこの辺ではとても大きな花火大会で、宇都宮の方からもたくさん人が来るようです。
今回は当院スタッフと一緒に花火をみました。マス席をとったのですが、花火のごく近くで迫力満点でした。
2時間弱の花火大会がとても短く感じられました。フィナーレの花火がとても盛大で、圧倒されました。
また来年もスタッフと一緒に見に行きたいです。
これで明日から心機一転仕事に頑張れそう。明日は手術日ですが、みなさんよろしくお願いします。
眼圧の仕組み
2012.07.17 緑内障
開院以来、小山市だけではなく、結城市や筑西市、遠くはつくば大学で診ていた患者さんまで来院していただいております。遠くから来ていただいて非常にありがたいと思います。
来週からは手術も始まるので、しっかりとこなして行きたいと思います。
眼圧の仕組み
目の中には「房水」と呼ばれる水が入っています。房水の水圧の事を「眼圧」といいます。例えて言うなら、ボールの中に入れる空気の圧力のようなものです。緑内障治療では、眼圧をいかに管理するかが大事ですから、まずは眼圧を理解することが重要です。
房水は、目の前のほうで作られたり、排出されています。上の写真の赤い部分を拡大したのが下の図です。
①房水は虹彩(目の茶色い部分)の裏にある、毛様体(上の図:赤い丸の部分)で作られます。