もりや眼科

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もりや眼科 平成27年11月の手術実績

2015.12.07

もりや眼科 平成27年11月の手術実績

 白内障手術  87件(多焦点眼内レンズ2件)

硝子体手術 15件

緑内障手術 4件

霰粒腫摘出術 4件

眼瞼内反症手術 1件

後発白内障に対するレーザー治療 8件

翼状片手術 1件

ボトックス(眼瞼痙攣に対する治療) 2件

網膜レーザー光凝固術 7件

結膜弛緩症手術3件

涙点プラグ挿入術 2件

閉塞隅角緑内障に対するレーザー治療 2件

11月は大変頑張りました。

多焦点眼内レンズを使用した白内障手術では、メガネなしで遠く1.2、近く1.0ととても良い視力が出ており、喜んでもらえました。多焦点はメリットばかり注目されますが、きちんと適応やデメリットについて検討することで満足してもらえるようにしています。

 

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脳腫瘍による視野欠損

2015.12.07

本日は白内障手術14件(うち入院2件、乱視用レンズ1件)、無事に終わりました。(先週は大変忙しく、ブログを書けませんでした)

脳腫瘍による視野欠損

60歳の方ですが、1年前から物が見えにくいという事で来院。視力を測りましたが、両眼とも矯正視力(メガネをかけた視力)で1.2ありました。良く話を聞くと、左側が見づらいという事でした。

早速視野検査を行ったところ、このような結果が。

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右目も左目も、左側が見えません、と言う結果です。

さらに、OCTにて視神経乳頭周囲の網膜の厚みを測ると、異常なしと言う結果。

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例えば、緑内障のような病気であれば、視神経周囲の網膜の厚みが減るはず。

両眼とも同じ側の視野が欠損するのは、一番多いのは頭の中の病気。さっそく脳神経外科に紹介することに。

近隣の脳神経外科で、すぐに対応してくれて設備も最新鋭という素晴らしいところがあるので、早速紹介。

その結果、「後頭葉に悪性腫瘍があり、化学療法や放射線治療が必要になる可能性が高いため大学病院へ紹介となった」という事です。何とか治って帰ってきてほしいものです。

当院初診受付が土曜日11時、飛び込みでしたが同日に視野検査まで出来て、夕方には脳外科でMRIまで撮って大学への紹介状を持って帰るところまでできました。場所によってはここまでに1か月くらいかかるところもありそうです。

 

 

結膜弛緩症がすっきり

2015.11.02

本日は白内障手術12件行いました。

今週土曜日は手術件数が多いので、準備で大忙しです。

 

結膜弛緩症がすっきり

ご高齢の方は、多かれ少なかれ目の違和感を訴えやすくなってきます。

「ゴロゴロする」「ショボショボする」・・などなど、わざわざ外来受診するくらいですから結構うっとおしいと思います。点眼治療もかなり進歩しましたが、それでも治らない方もいらっしゃいます。

これらのうっとおしい感じの原因の一つは、涙の成分の変化です。涙に含まれる潤滑剤の成分が減ってくるとうっとおしく感じてしまいます。

他の原因としては、結膜弛緩症によるものも多いです。目の表面にある粘膜が余ってくることで眼球が動くたびにひっかかるというものです。

結膜弛緩術前

 

赤い丸の中に見える白い部分が弛緩した結膜です。これがひっかかることによってゴロゴロします。本来涙が溜まるはずの場所を占領するため、「涙が出るのに乾きやすい」という状態も引き起こします。

辛そうな人には処置を勧めています。当院では結構きれいに処置をしているつもりです。

 

 

 

 

結膜弛緩術直後

処置翌日の目。結膜はしっかり眼球にくっついていて、シワひとつありません。やや出血するので赤くはなります。(時間とともに消えます)

結膜弛緩術後1週間

術後1週。出血が吸収されて白目が大分白くなってきました。違和感も訴えていません。

「目がうっとおしい」関連の訴えは、原因が一つではないこともあり、この手術だけですべてが治ると保障できるわけではありませんが、辛い思いをしている場合は試す価値があると思います。処置は片目3分くらいで終わります。

 

 

もりや眼科 平成27年10月の手術実績

2015.11.01

もりや眼科 平成27年10月の手術実績

 

近視矯正手術(有水晶体眼内レンズ ICL手術) 4件

白内障手術  45件

硝子体手術 8件

緑内障手術 2件

霰粒腫摘出術 4件

後発白内障に対するレーザー治療 13件

翼状片手術 4件

ボトックス(眼瞼痙攣に対する治療) 4件

網膜レーザー光凝固術 5件

涙点プラグ挿入術 2件

ICL手術を行った2名は術後メガネなしの視力がとても良好で喜んでもらえました。2015-09-18 15.16.05s

末期緑内障患者の抱える不安

2015.10.26

本日は白内障手術13件行いました。皆さん無事に終わりました。

先週から何故か首が痛くなってしまって、本日手術が終わった後に整形外科に行ってきました。

どうやら首ではなくて肩の筋肉が凝り固まっている、フローズンショルダーという状態だそうです。早く良くなると良いのですが・・・

末期緑内障患者の抱える不安

緑内障はとても怖い病気だと世間では認知されています。もちろん、失明の割合で2位となっている病気です。ただ、これも程度の問題で、ごく軽症の場合もあれば、重症で視野がとても狭くなって不自由をしている方もいらっしゃいます。

重症の方の中には、眼圧が良好で視野検査でも(視野が少ないながらも)維持している場合でも、は毎回問診で「前回よりも悪くなった」という方もいらっしゃいます。恐らく、視野が狭くて日常生活にとても困っているし、将来失明したらどうしようという不安からの発言だと思っています。

そのため、末期緑内障で治療がうまくいっている人には、「順調ですよ!」ということを繰り返し強調して説明しています。少しでも不安が解消されれば・・と思っているのです。しかし、それも患者さんの性格によっていろいろな受け取り方をされてしまいます。

下の写真は視野検査の結果です。白っぽいところがまだ見えているところ、黒っぽいところは視野が無くなってしまったところです。中心に白いところがまだ残っているので視力は出ますが、視野が狭いことは実感していると思います。

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この方にも「順調ですよ」と説明したところ、機嫌を悪くされてしまいました。専門的に言うとこれ以上点眼の種類を増やすこともできないし、眼圧も毎回10台前半とても良好で、緑内障の悪化を示すMDスロープにも問題ないため、治療の方針はこのままでいいのは間違いないのですが。

しっかり説明したところ分かっていただけたようですが、末期緑内障患者の抱える不安は大きいと改めて実感しました。

 

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